CQ−WW−DX−PH 
      CONTEST参戦
主催 : 
後援 : 
日時 : 1999年 10月30日〜31日 
原稿 JE1RRK 青梅市 山崎喜久雄
CQ−WW−DX−Phone Contest

 SSN110
 JARL News10月号54頁ではSSNは110と予測されている。
数年前のSSNが1桁時代ではDX局は聞こえない事からやる気も起こらなかったが、3桁にもなると違う。
その様子を体感する為に、WWーPhに移動で参加しました。

 アンテナ
 朝6時45分にポイントに到着。1本目のポ−ルには21用3エレHB9CVと28用シングルCQアンテナを上げる。
重量オーバーでポールが伸びるか心配だったが、思い切って上げたら素直に上がった。

 準備万端
 開始9時迄に残りは30分。
助手席にテ−ブルを仮設し、リグを箱から出して設置。
アンテナをつないで電源を接続し、発電機を回す。
電源ON後SWRを測定し安心。
パソコンをハンドルに仮設しログを立ち上げて5分前。
ここで気持ちを落ち着ける。

  21Mhz
 午前9時にコールを開始した。
21.200からWが1Kcおきに並び、少しでもずれると強烈な”もがもが”が耳ざわり。
思えばオールJAでも50Mhzのスタート時は50.250付近はこんなもんで、芯を外さなければ良い。
WはMIC音がDX用に高めにシフトし、SSBの帯域も絞っている。その上、オペレ−ションがうまくスムースにコピーしてくれる。

 北米はFB
 カリブ海の局がパイルを浴びているが、3エレ50Wでは歯が立たないので、身分をわきまえて遠慮し次へ進む。 北米の3・4・5エリアが同時に聞こえるFBなコンデション。だが、気のせいか前サイクルより局数が少ない気がする。
HAMの人口減少は日本に限らず世界的に共通だろうか。

 AF33
 午前10時半には南米やハワイにアジアの入感も始まり、北米のフェードアウトが近い事を知らさせる。
午後2時にはEU一色に切り替わる。
EUの信号は適当に強く主な国はほぼ聞こえる。
時折ロングパスかと思いアンテナを南東に向けて確認したが、いずれもショートパスで良いようだ。
EUに交じりAF33ゾーンのEA9・CN8とQSOが出来た。
いずれも過去にQSLをGET済みだが、ショートパスQSOは初めての気がする。
午後8時頃までBAND内全域が賑やかだった。

 28Mhz
 午前10時ではアメリカは既に3エリアだけに絞られそれに交じってカナダ・ハワイ・アジアが入感している。
CQが英語のボイスメモリで応答が肉声の日本語にはビックリした。
声も異なり違う局かと思い一瞬の間を置かざるをえなかった。
午前11時には北米から南米中心に変わる。
正午には北米に終を告げてシベリアが入り始め、午後2時半にEUに切り替わる。

 14MHz
21・28で北米がフェードアウトした正午からヘンテナを上げ、午後2時からコールを開始。北米と南米それにアジアも同時に入感している。意外と局数が少ない。

 初日の感想
 久し振りのDX電話コンテストは、CALLが早く数字やAlphabetが聞き取り辛い。
それでも段々慣れて、何回か聞き直しながらコピー出来た。
それでも分からない局は諦めてコールせず次の局へシフト。
電信は万国共通だが電話はそうはいかない。

 早めに寝る
 コンビニで買ったおにぎりを朝・昼・晩に2〜3個づつ食べた。
夜になってお腹が張るが、外は真っ暗なので便所にはいけず。
午後9時半には寝袋に入り全て忘れる。
雨の音で目が覚めたのが午前2時。
外に出したままの荷物は何かな?と思ったが動くのも面倒なので、思い出すのもやめてそのまま寝た。

 14MHz
 2日目は朝5時半に始動した。
アチコチでもうパイルが起きている。
試しにZONE2のパイルに参加したら幸運にもGET出来た。

 Wが開けず
 W1のCQをさいさん呼ぶが、応答は無い。
他のJA局を観察しても同様だ。
バンド内を見渡すとパイルを愛けるカリブ局は聞こえるが、さばかれている内のWの応答は殆ど聞こえず、聞こえるのはEUが多い。
つまりWとEUが開けていて、WとJAは開いて無い証拠だ。

 21Mhz
 カリブ局のパイルが目立つので野次馬で入る。
まずはCALLを確認し、相手の拾い方の傾向を掴んでその方向に先回りするのが手筋だ。
傾向には定型パターンがある様だが、大切な事は自信を持ってコールする事だ。
そして理論と実戦が一致した時は実に痛快と言う事になっているが、3連発も成功したので又サーチを再開する。

 28Mhz
 28.3からパラパラ並んでいるが、28.4を過ぎる頃から隙間が狭くなる。
28.5を過ぎるとバラけるのだが、この日の朝はその列が28.8迄延々と続いており好調さを証明している。
でも花の命は短く、午前11時頃にはフェードアウトした。

 アンテナの評価
 14用ヘンテナの応答率は2/3で寂しい。
21用3エレHB9CVは、聞こえる80%は応答がある。
28用の1エレCQは聞こえる半分しか応答が無い。
今回は呼び専門だが、次は何らかの改善を行い万国共通のCWで、CQ中心の運用したい。

 成績 1999 CQ World Wide DX Contest
Mode: Phone Single Operator All band
Zone Country
QSO's QSO Points Multi. Multi. Score
14 MHz 60 -> 150 x 19 + 34
21 MHz 202 -> 574 x 23 + 47
28 MHz 129 -> 371 x 18 + 33
All Bands 391 -> 1,095 x 60 + 114 = 190,530


                                 JE1RRK  山崎喜久雄
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編集者 JR1CLL  RRK トップページに戻る